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腹水による苦痛を和らげる緩和ケアとは?

緩和ケアを勧められたらどういう状態?治療はまだできる?

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医師から緩和ケアを勧められた場合、多くの方は焦りや不安を覚えるかもしれません。しかし、緩和ケアは、必ずしも終末期医療とは限りません。

ここでは、緩和ケアの正確な意味の理解、およびステージⅣの緩和ケアと並行して受けられる治療法について解説しています。

緩和ケア、イコール「もう助からない」ではない

がんと診断された後、医師から緩和ケアを勧められた際、「緩和ケアとは積極的に治療しないこと。つまり、自分はもう助からない」と考えてしまう患者さんも多いようです。
この解釈には、大いに誤解があります。

緩和ケア、イコール「もう助からない」ではありません。
治癒の可能性があるがん患者さんも含め、基本的には大半の患者さんが、がんと診断された時から緩和ケアを受ける形となります。

ターミナルケアや延命治療との混同

緩和ケアとイメージの重複する言葉に、「ターミナルケア」や「延命治療」という言葉がありますが、これらは実際に治癒を目指す積極的な治療を前提としないケアを言います。
言い換えれば、終末期と考えられる患者さんに対し、ターミナルケアや延命治療が行われます。

一方で緩和ケアは、余命を前提としていない概念となります。
「終末期にある」「寛解して天寿を全うしそう」を問わず、がんと診断された患者さんの身体的苦痛・精神的苦痛・社会的不安を軽くすることが緩和ケアの目的です。

緩和ケア=「もう助からない」とお考えの方は、緩和ケアをターミナルケアや延命治療と混同しているかもしれません。

標準治療と緩和ケアの並行で余命が延長されたというデータ

がんと診断された場合、一般的には標準治療(手術、化学療法、放射線治療)が行われます。
しかしアメリカの研究では、「標準治療のみ」を受けた患者さんと「標準治療+様々な緩和ケア」を受けた患者さんを比較した結果、後者に余命延長の傾向が見られています。

もちろん、この研究データのみで「緩和ケアを受けると必ず余命が延びる」とは断定できませんが、がん治療における1つの参考として心に留めておくと良いかもしれません。

緩和ケアでは具体的に何をするのか?

がんの標準治療(手術、化学療法、放射線治療)は、基本的に、がんの根治を目指す治療です。

がんが根治すれば各種症状が消滅する可能性も高く、根治しなくても症状が緩和する可能性も高いでしょう。
その意味において、がんの標準治療は緩和ケアの一種と捉えることもできます。

がんの標準治療は医師が行います。

運動機能の維持・向上

治療等にともなう体力・筋力低下、および日常生活動作(ADL)の低下などを防ぐため、または向上させるため、各種運動機能の維持・向上を目指すケアを行います。

運動機能の維持・向上は、主に理学療法士や作業療法士が行います。

経済的・社会的不安への相談対応

治療費や仕事など、経済的・社会的不安への相談対応を行います。

主に医療ソーシャルワーカーが担当します。

病気の不安に対する相談対応

病気に起因する様々な精神的不安に対し、不安を少しでも緩和して前向きに生きていけるようにするサポートです。
必要に応じ、薬を処方することもあります。

主に精神科医や臨床心理士が対応します。

緩和ケアは在宅でもできる

緩和ケアは、入院・通院・在宅、いずれの方法でも受けることができます。

入院中の患者さんや通院する患者さんに対しては、各専門職で協力する緩和ケアチームが対応。在宅の患者さんに対しては、訪問診療や訪問看護などを通じて緩和ケアに対応します。

在宅での緩和ケアを選択すれば、自分のペースを大切にしながら心の落ち着く場所で日々を過ごせます。

がんのステージ(段階・病期)について

国際的基準となる「TNM分類」によると、がんのステージ(段階・病期)は、0期・Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期・Ⅳ期の5種類。
がんの種類によっては、より細かく分けられています。

各ステージの特徴を大まかに言うと、以下のようになります。

  1. 0~Ⅱ期:がんが発生した臓器から転移していない状態
  2. Ⅲ期:がんが発生した臓器近くのリンパ節に転移している状態
  3. Ⅳ期:がんが発生した臓器とは異なる臓器に転移している状態

0期やⅠ期などの初期でがんが発見された場合、がんは治る可能性が高く、発見からの5年生存率は90%以上となります。
しかし0期やⅠ期では自覚症状がほとんどないため、発見された時にはⅡ期以降に進んでいることも少なくありません。

自覚症状の有無にかかわらず、普段から定期的にがん検診を受けることが大切です。

Ⅳ期でもトモセラピーによる治療を受けられることがある

ステージⅣと診断され、積極治療を行えないとの理由で緩和ケアのみを受け続けている状態の患者さんがいます。
もし積極治療を受けた場合、体への負担が重なり、かえって状態を悪くしてしまう恐れがあるため、緩和ケアのみを受けるしか手段がありません。

一方で、そのような患者さんでも受けられる可能性のある注目の治療法が、放射線治療の一種であるトモセラピーです。

CT機能を持った放射線治療器なので、日々少しずつ位置が代わるがん細胞も正確に狙い撃ちして放射線の照射が可能。
照射位置が正確なので正常細胞を破壊してしまうことがほとんどなく、体への負担や副作用を限りなく小さくできます。

1回あたりの治療時間は5~15分程度。通院で受けられる治療なので、日々のQOLを維持しながら病気の改善を目指すことが可能です。
ステージⅣの緩和ケアと並行してトモセラピーを受けても、基本的に問題ありません。

もちろん、トモセラピーはすべての患者さんに有効な治療法とは言えません。
しかし、ただ緩和ケアを受けるのみの患者さんにおいては、ぜひとも注目しておきたい治療法の1つとなるでしょう。

基本的緩和ケアと専門的緩和ケアについて

緩和ケアには、大きく分けて「基本的緩和ケア」と「専門的緩和ケア」の2種類があります。
それぞれの概要や特徴をおさらいしておきましょう。

基本的緩和ケアとは

基本的緩和ケアとは、がん治療に関わるすべての医療従事者によって提供されるケアの総称です。
医師による手術や抗がん剤の投与、放射線治療の他、看護師による様々な処置など、がん治療をとりまく基本的なケアは、すべて基本的緩和ケアに含まれます。

なお、日本でがん医療に関わる医師のうち約5万人は、2日間にわたる「緩和ケア研修会」を受講。研修会では、医療用麻薬の使い方をはじめ、がん患者の様々な症状を緩和させるための技術や薬剤の知識を習得しています。

専門的緩和ケアとは

専門的緩和ケアとは、基本的緩和ケアのみでは十分に苦痛を緩和できない患者さん、および患者さんの家族に対して提供される緩和ケアです。
上記の「緩和ケア研修会」とは異なる専門的なトレーニングを受講した医療従事者が、チームを組んで専門的緩和ケアを提供します。

疼痛コントロールや栄養管理、胸水や腹水の管理など高度な知識・技術を必要とするケアが中心ですが、希望次第で、在宅で専門的緩和ケアを受けることも可能です。

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